修理車両紹介 クライスラー PTクルーザー
1940年代 FORD風マスク仕様エアロパーツ
前編
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こちらの商品は、お客様御自身がアメリカに行き交渉をして、個人輸入してきた商品です。
見た目で左右の形や各部のR部分の違いが、見ただけで確認出来るぐらいひどい商品でした。
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バンパー・フェンダー・ライトをすべて取り外し、まずは仮合わせからでしたが合わないではなく、車体に乗らない状態でした。 |
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とりあえず車体に乗せる所からです。
このパーツは本当に厚い。
厚い所でファイバーだけで1センチぐらい。
薄くても5ミリ位はありましたが、ひどい場所ではファイバーが1ミリ・ゲルコートが4ミリ位な所もありました。
写真はフェンダー上側の取付け部です。
余分なファイバーを削り落として車体の上下の幅に合わせていきました。
下側も削り落としたから、車体側の取付け位置まで長さが足りないため2センチ延長しました。 |
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上側の取り付け穴が、最初から2箇所開いていました。
これを基準にして取り付けた状態です。
フード・ドアの開閉など出来るわけがありませんでした。(左側はこんな状態でしたが、右側に較べたらかなりよかったです。)
フェンダー上側のラインがありません、ドアのVの字の溝のラインがつながりません。 |
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右側の写真です。
ファイバーの厚みも含めると1センチ以上、出ていました。
この部分は作り直しが決定しました。
とりあえず全体のバランスを見るためにグリル廻りに進めました。 |
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フェンダーとグリル廻りのアールの違い。
グリル自体でも左右のアールが違い、フェンダーも違いすべてがバラバラでした。 |
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中央に切れ目が入ってました。
グリルに合わせて、好きなだけ曲げてくれという事だと思い曲げて、ファイバーを割るだけ割りました。 |
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曲げて合わせても、その部分を矯正しなくてはいけないため左右でグリルに合わせたステーを作りフェンダーを矯正しました。
グリル自体の重さも相当あるため、それに耐えられるだけの強度と、フェンダーに収まり矯正できるだけのアールを作り試行錯誤しながらできたもが、このステーでした。
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これで全体のバランスを見ることとが出来ましたが、現時点ではバランスなんて言葉は・・・・・・。
なんとか付いたぐらいです。
バンパーが、まだアメリカから送られてきていないため作業スットプの状態です。
キットの中には、バンパー用の取り付けブラケットと手書きのイラストによる説明書のみ、取付け方のイメージが多少わかるぐらいの物このブラケットで、何を支えるの?発泡スチロールで出来たバンパーなら使用可能だけど・・・・・・。
そんなわけがないため、こちらも作り直しが決定です。
フェンダー・グリル・ライトの取付け手順などはお客差様がショップのホームページから、取付けている所の写真をプリントアウトしてもらった写真のみでした。
完成の写真と車体に乗せた取付ではなく、バラバラの状態で組上げていく写真のみ、この写真も、まったく参考にはならなかったです(文章もあったのですが英語のため)
本場アメリカのカスタムを少し実感できました
このようなキットを日本で販売したら、そこのショップは大変な事になると思います。
外車など純正パーツでも本国オーダーになると、メーカーによっては納期など有って無いようなものなのでバンパーを気長に待ちながら、各部の修正ではなく作成していきます。
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